
便秘は、身体本来の働きが正常にできていないというとても分かりやすいサインです。新陳代謝が乱れているためターンオーバー(細胞の生まれ変わり)がスムーズに行われず、古い肌細胞が肌表面に滞ってくすみやシミ、シワ、毛穴の広がりといった肌トラブルがいつまでも解消されません。
女性は40歳を過ぎると副交感神経の活動が急速に低下するため、腸の動きが鈍くなって便秘になりがちです。また、自律神経の乱れは血行不良を引き起こし、腸で吸収された栄養が体中に行きわたらなくなって肌が栄養不足になってしまうのです。
便秘が続くと腸内では腐敗・発酵が進み、悪玉菌が増殖。有害物質や毒素が大量発生し、やがて血液中に溶け出して身体中をめぐることになります。肌はもともと汗や皮脂などを排出する器官なので特に毒素が集まりやすく、結果として肌荒れが起こりやすくなるのです。