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千心美生

人生で得られる経験の限界を、読書は無限に広げてくれる。

株式会社ヴァーナル代表取締役千堂 純子

1人の時間に何をしているかといえば、家事を除けば本を読むことに費やしていることが多いと思います。

小さい頃から本を読むことが好きでした。
小学生の低学年のとき、学校の低学年用図書室の本をあらかた読みつくして、高学年用の図書室を覗かせてもらったとき、その蔵書の多さに「一生かかっても読みつくすのに間に合わない」ということを知ってがっかりしました。それからずっと本は身近な存在です。

二十代のころから、夜眠る前に本を読むことを習慣にしました。学生の時のように自由に読書する時間を得ることができなくなったからです。

社会に出たてなので、仕事の勉強をしようと思いましたが、疲れてすぐに眠くなるので布団の中でノートをとるといった行儀の悪いことで克服しようとしました。今もそのノートを読み返すとあの頃の未熟な自分が何を恐れて、何に気付かなかったのかが手にとるようにわかって気恥ずかしい思いになります。
逆に、面白い長編の小説では、読み終わるまでやめられなくて、徹夜になってしまって次の仕事がとても辛かったことがなつかしく思い出されます。

それから三十年近くその習慣が続いています。睡眠中に夢を見るということは、昼間の出来事を脳が整理しているのだと言われています。自分にとっての読書は、起きていながら夢の中にいるようでもあります。

どんな昔でも未来でも、また地球の裏側でも宇宙の果てでも、本の世界は自分をそこに連れて行ってくれ、自分が何者でどこにいるかさえ、忘れさせてしまいます。私はそこで世界の無限の広さや人の多様性を学んだと思います。一生の時間を使って得られる経験はほんのわずかですが、読書を通して得られる共感による経験は望めばいくらでも手にいれることができます。

ひとりの時間、それは、孤独の時間ではありません。書き手や登場人物や生きものとの驚きや感動の共有の時間なのです。