洗顔石鹸のヴァーナル|くすみ、ニキビ、毛穴、シミ、シワなどの悩みは洗顔を見直すことから始めましょう。

まいにち美食録 vol.1 白いたき合わせ

五感が満たされる。スープまで美しい一皿

「お煮しめ」はどこの家庭にもそれぞれのレシピがありますが、我が家ではお煮しめはこの方法で作ります。お醤油を使った味も、とても好きなのですが、醤油はそれ自体に旨味が強く、完結した味なので、素材の味を覆ってしまうこともあります。そこで、素材そのものの風味を生かすために、塩で味を整えるように心がけています。美味しい塩には、ほのかな旨味はありますが、醤油や味噌のような発酵調味料とは違い、複雑な味ではないので、素材本来が持っている香りや味をストレートに生かすことができます。

オーブンでさらりと。きれいなスープの煮物

今回ご紹介する料理も塩味で炊いた、私流の塩味のお煮しめです。素材として使ったかぶや里芋は、ガス火で炊くと、火が下から直接当たるため、鍋の中の煮汁が対流しやすく、煮崩れしたり、だしが濁りやすくなります。そこで思いついたのが、オーブンに鍋ごと入れて炊く方法です。オーブンで蒸し煮にすると、全方向から熱が均一に当たるため、スープが下からのみ、ぐつぐつと煮えたぎることがないのです。だから具材も煮崩れしないし、(写真のように)水がひたひたでも上手なお煮しめが作れます。さらに透き通った綺麗なスープができあがります。

白磁のお皿で美しく

旨みのあるだしを温かい状態で楽しむため、大鉢よりも銘々の器で。少し深みのある鉢やお椀が相性ぴったり。

今回のレシピ 白いたき合わせ

白いたき合わせ

[材料(4人分)]

かぶ小8個
だし300g
30g
適量
里いも小8個
だし300g
30g
適量
高野豆腐4個
20g
みりん60g
だし400g
適量
へぎ柚子適量

簡単なおだし

「いりこと昆布の水だし」

水1.5Lに、いりこ(大)15本、厚手の昆布(10cm大)
1枚を入れて、冷蔵庫で1晩〜2晩おいておく。

作り方1
かぶと里芋はそれぞれ鍋に入れ、かぶるくらいの出汁を注ぎ、塩、酒を加える。 火にかけてふつふつと表面が煮立ってきたらフタをし、180℃のオーブンに入れて約20分煮る。芯まで柔らかく煮えたら、取り出して味をなじませる。
作り方2
高野豆腐は、60℃くらいのたっぷりの湯に浸し、中心まで十分に柔らかくなるまで戻す。4等分に切ったら、しっかりと水気を絞る。鍋にだし、酒、みりん、塩を入れて混ぜ、水気を絞った高野豆腐を加え、弱火で煮る。
作り方3
供する前にもう一度オーブンで温めてから、銘々の器にそれぞれを盛り合わせる。へぎ柚子をのせたら、できあがり。
お酒と共に頂くなら、日本酒がおすすめ。

料理家 細川亜衣

料理家。大学卒業後にイタリアに渡り、レストランの厨房や家庭の台所など、さまざまな場所で料理を学ぶ。現在は熊本で活動。陶芸家のご主人と娘さんと暮らす。季節の食材を使った料理教室も開催している。

レシピ本好評発売中