vernal

  • ログイン・新規登録
  • カートを見る

ヴァーナルは全商品、送料無料でお届けします。

千心美生

千心美生

一流になるために

ピアニストにおいて一流の人とそうでない人の違いを調査したところ、一流と呼ばれる人の平均総練習時間が一万時間であるのに対し、二流の人の総練習時間は七千時間であったという記事を読んだことがあります。

これは私たちが、所謂一流と呼ばれる人を「才能がある」と思って片づけてしまうところに大きな疑問を投げかけるものです。毎日三時間、およそ十年間の努力をすることで誰でも一流と呼ばれる域に到達できるという福音であるともいえます。浅田次郎の本に「真の天才は自分の才能など信じない」というくだりがありました。だからたゆまぬ努力を継続し続けるのではないか、むしろ必要なのは忍耐ではないかと思います。才能とは努力という忍耐力のことをさすのです。

私たちは加齢を理由に体力や記憶力の低下を肯定してしまう傾向にあり、新しいことに挑戦することを諦めてしまいますが、実は忍耐力については様々な人生経験を重ねてより充実してきているのではないでしょうか。

年齢を重ねるほど努力しやすくなるとはなんて楽しいことでしょう。
始めるのに遅いものは何もないのです。

ガラパゴス諸島・ピンタ島で発見された最後のピンタゾウガメ“ ロンサム ( たったひとりの)・ジョージ”。彼を題材に、彼の子孫を残そうとした学者たちの活動や絶滅危惧種をめぐる環境問題について書かれた書籍です。
ジョージは残念ながら2012年に亡くなってしまいましたが、人間がもたらす環境への影響は、皮肉にも彼の存在によって世界中の多くの人々に知られることとなりました。
私たち人間は地球とどのように向き合えばよいのか。時間があるときにゆっくりと読んでいただきたい一冊です。

代表取締役 千堂 純子

千心美生トップへ

スマートフォン | PC