西洋医学の「リンパ」と東洋医学の「経絡」を融合させた経絡リンパマッサージ。
さする・押すなどの簡単なステップで、リンパの流れを改善!
今回は「お腹」にスポットをあて、柔らかくハリのある美腹を目指しましょう。
(社)経絡リンパマッサージ協会理事長。経絡リンパマッサージの第一人者。鍼・灸・按摩マッサージ指圧師の資格を持ち、そのプロを養成する教員資格を持つ。すべての女性が元気でキレイに輝ける人生の応援のために、スクールやセミナー、雑誌、TVなどで活躍中。著書は、50冊を超え海外翻訳本も多数。 http://www.naturaltime.jp/
ダイエットは女性にとって、悩みのつきないテーマでしょう。中でも多くの人が気にされているのが、一度脂肪がつくと落ちにくいとされるお腹回りかもしれません。
実は、私たちの身体は日々の生活の中で、知らず知らずのうちにさまざまな影響を受けています。それが身体に滞りを生じさせ、放っておくと、ぽっこりお腹やたるんだお腹の原因になる場合があります。
東洋医学において、お腹は「気」「血」といった身体のエネルギーを生み出す場所と考えられ、とても大切な部位とされています。お腹が冷えたり、硬くなってしまうと、代謝も低下し太りやすさの原因になることがあります。
今回は、身体のエネルギー源ともいえるお腹回りの流れを整え、柔らかくハリのある「美腹」を手に入れましょう!
基本をしっかりおさえましょう!
マッサージをしているのに、思うように効果が出ない…という方はいませんか? それは、基本が間違っているからかもしれません。基本のテクニックをしっかり覚えて、正しくマッサージを行うことでセルフケアでも高い効果が期待できますよ。
マッサージ時間の目安は各1分(※左右行う際はそれぞれ1分)。やりすぎないように! 食後2時間以内や飲酒の後、体調が悪いときや妊娠初期は避け、肌トラブルがある場合は、その場所に触れないように行いましょう。セルフケアで改善しない場合は専門家に相談を。
身体のエネルギーを生み出す場所であるお腹。心と身体は2つでひとつのために、心の滞りは身体にもあらわれ、身体の滞りは心にもあらわれます。だからこそお腹をケアするときは、双方向からアプローチすることが大切です。そこで、マッサージに加えて、ツボの下の筋肉の働きを高める「帯脈」と、身体に流れる気を充実させる「めいもん」、この2つのツボも同時にケアすると、効果をより高めることができます。
@左右の手のひらで、お腹の中心をみぞおちから腹部へ交互にさすり下ろす。A左右の手のひらで、おへそを中心にして、反時計回りにさする。
片方の手のひらを反対側のわき腹にあて、お腹を前側に集めるように横にさする。左右の手を交互に動かしながら行う。
親指と残りの4本の指で、お腹回りの気になるお肉をつかみもむ。左右の手を交互に動かしながら気になる部位をまんべんなく行う。
手のひらを軽くくぼませ、下腹部を中心にまんべんなくリズミカルにたたく。下から上に持ち上げるようにたたくとより効果的。